flower

久しぶりにお会いした方より、「バレンタインだから」と、お花をいただきました。

やわらかなフィルムに包まれた、
桃色に薄づいたスイートピー

「優しくて美しい」という花言葉だそうだ。

とても良い香り。
麝香の香りに似ているらしい。

なるほど、私は、麝香が好きなのかもしれない。

花を贈る文化のある人が好きです。
異性でも、同性でも、関係なく、好きです。

とある人は花束を私に贈った際、「美しいものをいくつ手にしたかによって、君は磨かれてゆくんだ」と目を細めた。
私が美しいかどうかはさて置き、自分の贈った花で私を美しくしようという、そういう発想が、興味深く、愛らしいと思った。

また、ある人は、「似合うと思ったのよ」と、爛漫の桃色をありったけリボンがけした大きな花束を、愛と笑顔と共に、贈ってくれた。
「あなたはいつも元気で、笑顔で、可愛らしいから」と。

ある人は、一輪だけの薔薇を毎年くれる。
「咲き誇る君へ」と。

感謝の気持ち、お礼の言葉、
愛情、友情、口説き文句。

どれに乗せた花も、香りも、

みな、私に潤いをくれる。

あぁ。
嬉しい。

花、大好きです。

それを選んでくれる、あなたも、大好きよ。


ありがとう。

見えるところに飾っています。

枯れてしまうとしても、嬉しい気持ちは永遠。

 

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花。

 

嬉しい。

 

貴金属の価値が分からない上に、

アレルギーだから。

 

ネックレスや、指輪を頂戴するよりも、

花束が嬉しい。

 

「綺麗だったから、

君に見せたかったんだ」と、

海で拾った貝殻をもらうのも。

 

嬉しい。

 

野原に咲いている花なら、

摘まないで。

 


一緒に見たいから、連れて行ってね。